こんにちは。みぞれです。
2018年3月にビジネス会計検定3級を受けて、無事に合格しました!
試験概要、合格率、出題形式、勉強時間などをまとめます。
ビジネス会計検定
ビジネス会計検定というのを、みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
私は簿記3級を受けた時、合格証と一緒に入っていたパンフレットで知りました。
主催は大阪商工会議所
大阪商工会議所といえば、有名なのは、日商簿記検定、珠算能力検定あたりでしょうか。
カラーコーディネーター検定という資格も、大阪商工会議所が実施しているのですが、私は2級カラーコーディネーターを大学生の時に取得しています。
昔からある珠算能力検定
にしても、珠算検定が懐かしい!
私は小学生の時に、そろばんを習っていました。
実際のところ、実務でそろばんを使うことは皆無だと思いますが、小さい頃からそろばんを習うと、脳が活性化するし、考える力が身についたと思います。
今となってはド文系の私も、中学生までは数学や算数が得意でした。
公文式を習っている人の計算の速さは凄まじいものがありましたが、私も負けず劣らずでしたよ!
ビジネス会計検定3級の試験概要
3級の出題範囲なのですが、ビジネス会計検定のホームページによると、
基本財務諸表としての貸借対照表、損益計算書、およびキャッシュ・フロー計算書(いずれも個別)に記載されている項目と計算構造について学習します。その上で、企業が成長しているのか、債務等の支払い能力はどうか、もうける力はあるか、株価は利益に対して高いか低いか等、財務諸表分析の基本を学びます。
とあります。
個人投資家は、財務諸表の基本的な理解は必須ですし、 サラリーマンも財務諸表が読めると、自社・他社への理解が深まります。
私自身も、3級の勉強をしながら、よく今まで株式投資やら社会人やらやってきたなと恥ずかしくなったくらいです(笑)
それほど、ビジネス会計検定の内容は、ビジネスにおいて基本的でありながらも重要な要素が散りばめられています。
こんな人は、ぜひ勉強してみてください
「株式投資をやっているけど、貸借対照表や損益計算書の読み方を理解しきれてないかも?」
「銘柄選びをしたいけど、財務諸表がわからない」
という人や、
「就活をしているけど、企業ごとの業績を比較したい」
「将来、起業したい」
という人、
「取引先の業績が知りたい」
という人など、年齢問わず、様々なビジネスパーソンに役立ちます。
試験日程は?
ビジネス会計検定は、2007年に第1回が実施された、比較的新しい検定です。
現在は、3月と9月の年2回実施されています。
(1級は、3月のみ)
詳しい申し込み日程等は、ホームページで確認してくださいね。
受験料は?
3級 4,000円+税
2級 6,000円+税
1級 10,000円+税
受験資格は?
学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません。
受験地は?
札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡です。
Twitterのフォロワーさんが、受験地に千葉がなくて受けていないと言っていました。
私は今は東京に住んでいて、当たり前のように受験できていたので気づかなかったのですが、よく考えたら、北海道も札幌しかないですね!
もし、旭川や函館、帯広に住んでたら、わざわざ札幌まで・・・しかも、前泊!?と思うと、気軽に受験するのも気が引けますよねぇ。
合格率は?
3級の合格率は、60%程度で推移しています。
2011年に実施された第8回が38.1%と極端に低いですね。
(東日本大震災の影響かと思ったのですが、試験は震災の5日前に行われていて、何かを予期しているようで背筋がゾッとしてしまいました)
受験者数は、徐々に増えているようですが、1回に4千人程度だと、まだまだ認知度が低いのが伺えます。
ちなみに、ファイナンシャル・プランニング技能士検定3級は、1回2.3万人程度が受験しています。
制限時間・合格基準は?
試験は、マークシート方式で、制限時間は2時間です。
100点満点で、70点以上得点すると合格です。
出題形式は?
私が受験した2019年3月の例です。
大問題Ⅰ~Ⅳに分かれていて、下記のように配分されていました。
Ⅰ 個別問題 11問
Ⅱ 個別問題 14問
Ⅲ 総合問題 12問
Ⅳ 総合問題 13問
個別問題の抱き合わせに苦戦!
とにかく私が苦戦してしまったのは、個別問題が抱き合わせで出題されているところでした。
このように個別問題は、正誤問題が2つセットで出題されるため、どちらかひとつを間違えると得点できません。
(ア)が自信満々でも、(イ)がわからなければ、0点なのです。
いやーこれは結構厳しいですよね。
要は、すべてをしっかり勉強しておかないと合格できません。
なんとなくの勉強では落ちてしまいます。
とにかく過去問を解いて、慣れてみてください。
勉強時間は?
勉強時間については、経理の仕事をしている人、簿記2級や3級を取得している人は、比較的取り組みやすいですが、学生や全くもって初めての人は、さらに時間が必要になります。
私は、簿記3級取得、経理業務経験者、株式投資経験者のため、ある程度は財務諸表に馴染みがありました。
勉強時間は、約1ヵ月半、1日の勉強時間は、1~3時間程度。
毎日勉強した訳ではないので、合計70時間程度でしょうか。
テキストは3回読みました。
あとは、過去問や問題集を解きました。
ビジネス会計検定公式テキストは必須です!
主催者である大阪商工会議所が出しています。
「公式テキスト」と「過去問題集」で繰り返し学習すれば、独学で十分合格レベルに到達できます。
まとめ
ビジネス会計検定は、財務諸表の分析を問われる試験です。
(日商簿記は、財務諸表の作成について問われる試験)
あらゆるビジネスパーソンに役立ちます。
ある程度、会計の知識があれば70時間程度の勉強時間で合格可能です。
知識ゼロからの学習でも、公式テキストと過去問題集で、十分合格できます。
合格率は60%程度なので、難しい試験ではありません。
簿記やファイナンシャルプランナーを取得した方は、さらなるステップアップでビジネス会計検定を受けてみてはいかが?
では、またね!
FP2級に合格した時に記事です。参考にどうぞ^^