タイの国鉄に乗ってアユタヤへ!ワット・マハータートとアユタヤ王宮跡を見てきました。駅前のトゥクトゥクの勧誘には注意
サワディカ~。みぞれです。
- 国鉄を利用して世界文化遺産のアユタヤへ行って来た
- アユタヤ駅に到着
- ワット・マハータート
- ワット・マハータートからアユタヤ王宮跡へ
- 帰りはアユタヤからバンコク行きのバスに乗ろうと思ったら・・・
- まとめ
国鉄を利用して世界文化遺産のアユタヤへ行って来た
先日のタイ旅行で、国鉄を利用してアユタヤに行ってきました。
バンコクの都心を走るMRTやBTSは、開通してから比較的新しいのですが、タイ国鉄ができたのは1951年。60年以上の歴史があります。
クルンテープ駅が始発
MRTファランポーン駅と国鉄クルンテープ駅は、同じ場所にあり、ここで国鉄に乗り換えます。
クルンテープ駅が始発ですが、他にMRTバーンスー駅にも接続していますので、自分のホテルなどから近い駅を利用するといいですね。
Special Expressに乗車
アユタヤまでは、約75kmあります。
事前にインターネットで時刻表を調べたのですが、アユタヤまで一番早く着く列車は、以下の3本です。1時間17分で着きます。
5:45発
8:30発
10:50発
私は、8:30発の列車に乗車しました。
二等席の料金は?
二等席で、345バーツ。
指定席でエアコンも効いています。
二等席の購入には、パスポートの提示が必要です。
チケットにも自分の名前が記載されました。
駅のホームではどの列車なのか確認
一応、どのホームから発車するのかは電光掲示板に表示されているのですが、不安なので駅員さんに確認。結構親切に教えてくれます。
この青とオレンジの列車に乗りましたが、車体は古いですね。
クルンテープ駅のホームは、いかにも昔ながらのアジアという感じで、沢木耕太郎の「深夜特急」さながらでワクワクしてしまいました。
二等席の車内の様子
車内ももちろん古めなのですが、指定席でゆったりとしていて快適でした。
駅員さんが窓側を取ってくれてた!ちょっとうれしい。
アユタヤまで1時間半近くあるので、おやつにワッフルを買いました。
駅の構内で販売していて、20バーツです。
他にもドーナツ屋さん、コーヒーショップ、コンビニがありました。
チョコレートかクリームが食べたかったのに用意がなかったらしく、おばちゃんに「ないよ!」と呆れ顔をされながら、適当に選んだのは餡子でした。普通に美味しかった。
飲み物とお菓子が提供される
到着時間の10分前くらいから、あれ!?何やら配っている!?ということに気づき、よく見てみると、飲み物とクリームパンが配られていました。
アユタヤの到着時間ギリギリだったので焦ったのですが、実際、アユタヤに着くのは15分くらい遅れました。
二等席は手厚い待遇!?
二等席は、乗務員の人が手厚くお世話してくれます。
車内アナウンスが全くないので、googleマップを頼りにするしかなかったのですが、地方のせいか地図の表示が不安定だったので、ちょっと心配でした。
でも、アユタヤが近づくと、乗務員が「次は、アユタヤですよ」と教えてくれます。
実際は、こんなに丁寧ではなく、「あんた、アユタヤだよね?次だから、そろそろ立って」という感じ(笑)
アユタヤ駅に到着
定刻を15分くらい過ぎて、無事にアユタヤに到着しました。
トゥクトゥク観光の勧誘がすごい!
駅に着くと同時に、トゥクトゥク観光の皆様の洗礼を受けます。
青いシャツを着るように決まっているのでしょうか。
駅で帰りの電車の時刻表を見ていると、勧誘の人が寄ってきて「帰りはこの電車に乗ると楽だから、その時間までトゥクトゥクに乗って1日観光しましょう!」という感じ。
どこの国の人かわからなかったのか、一応どこから来たのか聞かれました。
ネットによると、トゥクトゥク観光の相場は、1時間200バーツらしいですが、日本人と言ってしまった手前、吹っ掛けてきそうだし、もちろん断る方向で・・・。
(日本人=お金持ちは、もう昔の話だとは思いますが)
日本人がよくやる「結構です」という、手を横に振る仕草で断っていたのですが、なぜか真似されて笑われました_(:3 」∠)_
曖昧な態度では一向に引き下がらないので、「No Thank you!」と言って駅を出たのですが、今度は、駅の外でおばちゃんの勧誘が・・・はぁ。
アユタヤ駅から渡し船乗り場へ
私の目標は、まず「ワット・マハータート」に行くことです。
そのためには、川の向こう岸に行く必要がありました。
アユタヤ駅を出て、おばちゃんの勧誘も振り切り、駅前の道路を渡って、真っ直ぐ歩くと渡し船乗り場があります。
ただのお店っぽいところがチケット売り場で、5バーツを渡すと乗れます。
(帰りもそこで5バーツを渡しましょう)
レンタルサイクルを使う場合
アユタヤ駅から渡し船ではなく、レンタルサイクルで向こう岸に渡る方法もあります。
アユタヤ駅の周辺には、何店舗かレンタルサイクル屋さんがあります。
駅から渡し船乗り場に行く途中にも、レンタルサイクル屋さんはありました。
自転車を利用して、ワット・マハータートに行くルートはこのようになります。
渡し船を降りるとまたトゥクトゥクの勧誘が・・・
今思うと、トゥクトゥクに乗った方が良かったと思うのですが、渡し船を降りてから、ワット・マハータートまで徒歩20分近くかかりました(笑)
でもなんだかよくわからないけど、その時は「絶対にトゥクトゥクには乗らない」と決めていた私。
5分以上並走してくるトゥクトゥクの人もいて、本当に嫌気が差しました。
「コンニチハ~」「ドコイクノ~」「アブナイヨ~」
なんで日本人だとわかるのでしょうか・・・日の丸でも背負ってたのか!?
むしろ、タクシーみたいに駅で停車してくれてた方が素直に乗ったと思います。
ワット・マハータート
なんとか自力でワット・マハータートに到着!
暑かったです。
入場料金は?
料金は、50バーツ。
ワット・マハータートには綺麗なトイレがある
実は、列車で出た飲み物が、プラコップ一杯に並々と入っていたため、飲み過ぎてトイレを我慢していました。。
念のため、日本からトイレットペーパーを持ってきていたのですが、バンコクのトイレはトイレットペーパーが備え付けてあったので、油断してこの日も持ってきていませんでした。
でも、アユタヤはバンコクとは違って田舎です。
トイレットペーパーがない公衆トイレも多いそうです。
でも、ラッキーなことに、ワット・マハータートのトイレはアユタヤで一番綺麗とのこと!
入口で10バーツ払うと利用できますので、アユタヤ観光の際には、ワット・マハータートでトイレを済ませておくことをオススメします。
ワット・マハータートは観光客がたくさん
渡し船を降りてから、観光客を一人も見なかったのですが、ワット・マハータートにはうじゃうじゃ居ました(笑)
日本人もたくさん居ましたよ。
おそらく皆さん、バンコクからのツアーバスで来てるんだと思います。
トゥクトゥクの勧誘で嫌な目にあうくらいなら、ツアーが安心安全。
でも私は、海外で自分で行動する力をつけたかったので、あえて苦労してみました(笑)
ワット・マハータートの仏頭
今回、アユタヤで一番見てみたかったのが、この仏頭です。
入口を入ってすぐのところにあったので、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、何か迫力のようなものを感じました。
写真撮影をする時は、仏頭より低く座わります。
立って撮影すると、係の人に注意されます。
アユタヤはビルマによって破壊されてしまったので、まさしく廃墟です。
ここまで破壊してしまうとは、どれだけの凄さだったのでしょうか・・・。
首だけやられてしまった無残な仏像。
ワット・マハータートからアユタヤ王宮跡へ
ワット・マハータートからアユタヤ王宮跡へは、公園を通って徒歩で行けます。
徒歩14分。私、ものすごく歩いてますよね(笑)
でも、公園の中は風が通っていて、少し涼しく感じて、歩くのが気持ちよかったです。
公園にも、全くやる気のないトゥクトゥクの人がいました・・・またかぁ~。
「コンニチハ~」ってなんで日本人ってわかるの!?
アユタヤ王宮跡にあるワット・プラ・シーサンペット
アユタヤ王宮後には、ワット・プラ・シーサンペットという守護寺院があります。
3基のセイロン様式のチェーディーに、3人の王の遺骨が納められています。
入場料金は?
料金は、50バーツです。
タイで観光の際は、寺院で入場料が必要になることがほとんどなので、現金を用意しておきましょう。
タイでの現金調達方法についても記事にしています。
アユタヤの象・・・
Twitterのフォロワーさんから、アユタヤと言えば「象」と聞いていたのですが、フンはたくさん見かけるのに(踏まないよう注意)、肝心の象がいませんでした。
ゾウさんの乗り場、アユタヤ王宮跡から近いらしいのですが、暑くて疲れていたので、探さずに帰りました。
聞くところによると、ゾウさんがチップを要求してくるらしいです(笑)
帰りはアユタヤからバンコク行きのバスに乗ろうと思ったら・・・
帰り道は、バンコク行きのバスに乗ろうとバス停に行ってみたのですが、地元の人しかいない上に、小さいマイクロバスだったので、怖くてやめました(笑)
結局、バスを諦めて、また渡し船乗り場へ。
でも、道を変えたせいで道に迷って、渡し船乗り場の場所が全然わからなくなってしまい、徒歩30分くらいは歩きました・・・。
googleマップのGPSがとにかく不安定でした。
バイクタクシーのおじさんをつかまえて聞いたら教えてくれて、全くよくわからない英語だったけど、なんとか船の乗り場まで到着。ありがとう、おじさん!
結局、帰りも国鉄に!席は三等席
帰りも「Special Express」に乗りたかったのに、次に来る列車は、二等席のない列車とのこと。
しかも、すでに駅への到着も30分以上遅れていました。
「二等席のある列車に乗りたい」と伝えようと思ったのですが、「もうすぐ列車が来るから、それに乗ってね」と窓口のお姉さんに言われました。
三等席の料金は?
料金は、なんと15バーツ。
行きの二等席は345バーツだったのに、この違いはなんでしょうか。
しかも、75kmも走るのに15バーツ!?びっくり。
「とにかくもうすぐ来るから、早くホームに行ってね!ナウ!ナウ!」と言われ、焦って窓口を去ろうとしたら、窓口のお姉さん、チケットを渡すのを忘れたらしく「ニャーーーーーー!!!」と叫んで私を呼び止める(笑)
ふたりで大爆笑。面白いですねタイ。
アユタヤ駅へのホームへは自分で線路を渡る
ホームに行くためには、自分で線路を渡ります。
日本じゃ考えられないですねぇ。線路の中に入って撮影して逮捕された芸能人までいたくらいですし。
ホームに柵も何もないので、轢かれようと思えば、いくらでも轢かれます。
三等席の車内はかなり混雑していて暑かった
車内は、混雑していて冷房もないので、かなり暑かったです!
このままバンコクまで約2時間も立ちっ放しなのかと絶望したのですが、途中の駅で降りる人が結構いて、1時間以上は座れました。
他にも、日本人観光客が5人。
私は、終点のクルンテープ駅まで乗りましたが、他の日本人は、バーンスー駅で降りていました。
これで私の怒涛のアユタヤまでの旅は終わりです^^
深夜特急っぽかった~。
まとめ
バンコクからアユタヤへは、MRTが接続している、ファランポーン駅かバーンスー駅から国鉄に乗ります。
MRTファランポーン駅から国鉄クルンテープ駅に歩いて移動し、8:30発のSpecialExpressに乗ると、お昼前にはアユタヤに着くので、ゆっくり観光できます。
料金は張りますが、二等席がラクチンでおすすめ!
アユタヤ駅からは、トゥクトゥクを利用して観光するのもいいですが、料金についての交渉やトラブルに注意。
その他、渡し船やレンタルサイクルを利用すれば、ワット・マハータートなどに行けます。
自分で調べたり歩いたりするのが面倒という人は、バンコク市内からの観光ツアーを利用するのも手ですね。子連れや年配の方がいる場合は、ツアーをおすすめします。
ツアーの費用は、2000バーツくらいからあるみたいですね。食事が付いているツアーがほとんど。
バスで効率的に周れるのでいいですよね。
タイ旅行の際には、ぜひアユタヤにも足を運んでみてください。
では、またね!
ワット・アルンとワット・ポー、ワット・プラケオと王宮にも行きました。
バンコクで泊まったホテルです。
スワンナプーム空港で利用したラウンジです。